どのようなご用件でしょうか?

世界の関税ポリシーについて知っておくべきこと

グローバルな貿易政策は、しばしば複雑で細かいニュアンスを含みます。最近では、いくつかの国の間で貨物のやり取りに影響を及ぼす可能性のある関税が導入されました。今回のガイドでは、関税の仕組みや、こうした変化が起きる中でReverbが皆さまをどのようにサポートしているかをご説明します。

2024年4月14日更新: 世界中の多くの国で、関税および「デミニマス」構造が更新されています。4月14日現在、米国に輸入される商品にはデミニマス免除が適用されています。5月2日からは、中国および香港を原産地とする品目は、その価格にかかわらず、米国への入国時に関税の対象となります。これは、現時点では、Reverbを通じて米国に送られる大多数の荷物には影響がないということを意味します。今後数日から数週間のうちに新たな変更がある場合は、随時お知らせいたします。

基本を理解する

関税とは?

関税とは、ある国から別の国に輸入される物品に対して課される税金です。関税は広範囲に適用される場合もあれば、特定のカテゴリーや種類の品目に限定される場合もあります。通常、関税は商品の総額に対する一定の割合で課税されます。多くの場合、ある一定額以下の商品には関税が適用されません。これを「デミニマス免除」と呼びます。

デミニマス免除とは?

デミニマス免除とは、一定の価値以下の貨物に対して、輸入の際に関税や関税手数料を免除する制度です。これは貿易プロセスの簡素化や事務負担の軽減を目的としています。デミニマスの基準額は国によって異なります。

たとえば、米国に輸入される物品のデミニマスの基準は800ドルです。

この免除は、今後、関税収入を効率的に処理・徴収できるシステムが整備され次第、変更される可能性があります。

関税はどのように徴収される?

デミニマス基準額を超える商品の場合、関税の徴収方法はマーケットや配送業者によって異なります。一般的には、購入者が商品の配達時に配送業者へ関税および関連手数料を支払います。一部のケースでは、関税込み価格をチェックアウト時に表示できるよう、関税が送料に含まれている場合もあります。

つまり、Reverbで商品を購入した場合、国際配送される商品には関税や追加手数料が発生する可能性があります。そのため、購入前に商品ページの「販売者について」セクションまでスクロールして、販売者の所在地を確認することをお勧めします。

自分に影響する関税を知るには?

4月2日、米国は全ての輸入品に10%の関税を一律で課すことを発表し、加えて国ごとに異なる報復関税を導入しました。これらの規制には頻繁かつ細かな変更が加えられており、今後も数週間から数ヶ月でさらなる変更が予想されます。そのため、Reverbの販売者のニーズと各国規制の複雑さを考慮した、最新かつ具体的なガイダンスの提供は困難です。

個別のサポートが必要な場合は、法的専門家に相談することをお勧めします。自国に影響する関税についての最新情報は、公式政府機関のウェブサイトや情報源をフォローするのが有効です。例としては、米国税関・国境警備局(US Customs and Border Protection)カナダ財務省(Canada Department of Finance)欧州連合統合関税(Integrated Tariff of the European Communities - TARIC)などがあります。

Reverbコミュニティへのサポート

私たちは急速に変化する規制の動向を注視しつつ、お客様に透明性が高く信頼できる体験を提供し、販売者の成功を支援することに引き続きコミットしていきます。今後も関税に関する情報やReverbの対応方針について、随時アップデートを行ってまいります。グローバルなReverbコミュニティの一員でいてくださり、ありがとうございます。

よくある質問(FAQ)

他の国から商品を購入する際、購入者が負担する費用は?

表示されている送料や税金に加えて、購入者は配送業者に対して関税などの通関手数料を支払います。これらの費用はReverbの注文には含まれておらず、配送業者や税関から連絡があった際に購入者に請求されます。

購入者が関税の支払いを拒否し、通関や配送業者で荷物が保留された場合は?

Reverbのウェブサイトおよびモバイルアプリを通じて完了したすべての取引はReverb販売者保護の対象です。これには、購入者が関税を支払わないことで発生する配送トラブルへのサポートも含まれます。

購入者がこれらの料金の支払いを拒否した場合は、まず購入者に直接連絡し、状況を確認してください。それでも解決しない場合は、Reverbサポートにご連絡ください。担当者が解決に向けて対応いたします。

商品が関税未払いで販売者の元へ返送された場合、支払った送料の明細を提出いただければ、Reverbがその分の送料を返金します。また、関税未払いの結果、商品が購入者に配達されず、かつ販売者にも返送されない場合、販売者に返金義務は発生しません。

出品者が発送の際に購入者をサポートするためにできることは?

関税制度は常に変化しているため、各配送業者の推奨情報を定期的に確認してください。

国際発送する場合は、すべての通関書類と申告内容を配送業者のガイドラインに従って正しく記入・同封するようにしてください。

また、ショップの「発送元所在地」の情報を常に最新に保つことも重要です。これにより、購入者は商品がどこから発送されるかをあらかじめ確認できます。

販売者向け: 発送元情報を更新するには、「ショップ設定」の下の「ショッププロフィール」に進み、「ショップ所在地」から変更できます。

Reverbは、付加価値税のように関税の徴収・納付ができますか?

現在、米国ではReverbのような仲介業者が関税を徴収・納付する仕組みは整っていません。各配送業者によって関税の徴収方法や手数料は異なるため、詳細は配送業者に直接確認することをお勧めします。

配送業者の料金には関税が含まれていますか?

一部の非郵便配送業者では、販売者が関税を前払いすることができ、商品や送料にそのコストを含めることも可能です。関税および関連費用に関する詳細は、各配送業者にご確認ください。

販売者は自国の購入者のみに販売するオプションはありますか?

はい。販売者は発送対象国を選択でき、自国内のみの発送に制限することも可能です。

発送先の国を設定するには2つの方法があります:

  • 出品ページ作成/編集時: 「配送」セクションで、「他にどこの地域に配送しますか?」までスクロールして選択。
  • 配送プロフィールの一部として: 「ショップポリシー」ページで「配送」タブに進み、「配送プロフィール」までスクロールして設定。今後、出品する際にはこれらの配送プロフィールを選択できるようになります。

デジタル商品にも関税はかかりますか?

いいえ。関税は物理的な商品にのみ適用されるため、デジタル商品は関税の対象ではありません。ただし、その他の税金が適用される可能性はあります。

この記事は法的助言を構成するものではなく、資格のある弁護士から法的助言を得るための代替ではありません。

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